寝れない！

寝れない！のはきっと誕生日に彼女に買ってもらったコーヒーメーカーで作ったコーヒーを飲みすぎてカフェインを摂り過ぎただけではない気がしている。何かこう、ものを語るべきタイミングなのかもしれない。

何かを言うことにおっくうになっている。Twitterであったりはてブであったりマストドンも、何か書こうと思ってやめるみたいなことが多くなった。

どうせ相手にされないからだ。相手にされないで悲しい思いをするならナニも語らないほうがましだなんて思ってしまっている。

やろうと思ってやめる、やりたいと思ってもやらない。そういうことがクセになってしまっているかもしれない。

美味く言っている人は、何かとりあえず手に付けてみている。いやこのばあいは他人の見え方はどうでもいい。なりたいと思う像についてだけで言ってもそうなので、そういうわけなのだ。

振り向いてもらうのが難しい。振り向いてもらうためには、多少なり努力しないといけない。言ってしまえば無理をしないといけない。無理はストレスだ。無理をしないと、悲しい思いをするだけだ。嫌な思いをしないために、嫌な思いをしないといけない。これではよくない。

幸福であるかと問われると否と答えないといけない時期が非常に長い。最後に胸を張って幸福であると言えたときの記憶がない。あったのかもしれないが、忘れてしまった。いつも頭のどこかに不安感があって、それが阻んでいる。別にストレスの一切ない日々がいいかと言うとそうでもない。適度にリスクを犯していないと人は本当にダメになってしまう。まあそんなこと言う余裕もないほど、ストレスの方が多いので、目指すなら全くないくらいを目指さないとバランスなんてものは訪れないのかもしれないが。

以前に大学の保健センターで心理検査を受けた際に印象的で、今も心に残っているのが、

- 自己評価が低すぎる

- 楽しげな将来のイメージが少なすぎる

の2点だ。なんとか学校も通えるようになって、ギリギリで卒業して医者になれそうな目を残せてはいて、かつての状況よりはだいぶマシになったもの、あまり良くなっている実感がない。

いやいくらかはマシになっていはいるのは間違いはないのだ。本がそこそこ読めるようになった。勉強が少しできるようになった。講義を受けて参考書やレジュメを見て試験に通ることができることが証明されたのだ。あえてここでは考え方がどう変わったとかは書かない方が良いだろう。比較をならべたところで、記述による合理性フィルタのようなものを通過させてアウトプットさせられる気がしない。あってもその程度の変化というわけだ。ただ間違いなく言えるのは、大学に復帰してからいくつかの試験にパスしているということだけだ。

この辺り1点目に関して言えば、時間がものを言う気がしていて、勉強時間がとれなかったり満足の行く学習ができなくても、試験に通りさえしてればある程度は自信の足しになる。もとからこれは自己評価低い割には合理的に改善できる自信があって、実際そのとおりだったという思いも大きい。

2点目に関しては正格にどう言われたか覚えてないが「楽しい妄想が少ない」みたいに言っていた気がする。当時はあまり気にしてなかったが、最近になって引っかかるようになった。自分がこのまま医学部を卒業できてもまともな医者になれる気が一切しない。病院でも働いていける気がしない。むしろ病院では働きたくない。一人での積み木遊びのように一日中コーディングしていたい。そんな風に思ってしまうと、果たしてこうして医学部に、こんなに辛い思いをしてしがみついた意味はあったのだろうか疑問に思えてくる。だったらもっと思い切ってIT系でがりがりやっていけばよかったじゃないか、とか。そう思うにつけ、この道が自分に向いていないような気がして辛い気持ちになる。あるいは、もしかりに医者になったとしても、IT系の道に言っていればもっと成功を収められていたんじゃないかと揺れてしまう。このところこういった考えにとらわれる。

あと日頃思うところに関して言えば、気後れがある。同学年の現役生は、ストレートなら自分の4つ下になる。そういう人らがのびのびと行きているのを見ていると、なかなか滅入る。受けた生や育つ環境もあってこんなことを考えても仕方ないのだが、にしても自分は情けないと思うし、いつまでも情けないと思ってしまうことも、自己言及的に情けない。この悪い循環から抜け出せないでいる。

 当時と比較して、ある程度やっていけるようになっとはいっても、結局辛いものは辛いというところ。ただこうやって書いてみるとマシになったことが実感できるので、たまにはこういうアウトプットも良いだろう。

あとなんとなく書いておきたいのが、これは自分の良い/悪いの話ではなく、仮説の話。

イメージだが、あらゆる場面で抑制性の傾向が悪影響をもたらしているのはないかと思っている。妄想的仮説を言えばそれは脳内の抑制性神経が対応するものなのだが、いや、これはどうでもいいとして、そう思うのはサッカーの本田圭佑の名言の断片なのだけど「ミスを減らそうとしても、ミスは減らない。上手くなればミスは減っていく」みたいな言葉があって、それが引っかかった。

多分多くの人が実感としてあると思う。最近自分も実感するのはosu!という音ゲーをやっているときだ。ゲーム的にノーミスでフルコンボしないとほとんどスコアでないようになっているんだけど、ある程度できるようになった譜面をFCできるようになるには、何度もその譜面を慎重にやってもあまりFCはできなくて、そういうがFCできるときは大体難しい譜面をミスしながらも全力で挑戦していったに何気なくやってみたときだったりするのだ。

ここで思うのが、ミスがなくなる＝上手くなる、だとすれば、どうしてミスを減らそうとしても上手くなれないのか、であって、それが先に述べた抑制性の傾向の影響なのではないか、と思い至るわけである。

ざっくりといえば、物事を良くこなしている、ミス無くこないしている人間は、ミスをなくそうと抑制的な傾向はすくなく、たださらに良くやろうと努めていることに気づく。

この抑制性の傾向は、ご飯を作ることであったり、暇な時間に何をするであったり、考え方であったりとか、あらゆる思考に一貫している。だから、何か上手くできる人は何でも一貫して上手くできる。それは脳の基礎的な神経的な性質の影響下にあるからである、というのが仮説。

自分はこの抑制性の傾向がやや強いのはないか、というように思う。小さいときから算数をやると計算ミスが本当に多くて、それを治すためにあらゆること感情に慎重に取り組むようになってしまった。これが一貫性をもった抑制性の傾向として現れてしまっている。物事を何かも、上手くやろうとするよりも、ミス無くやろうとしてしまうのだ。

だからそれを変えるにはそうすればいいか考えたり、試したりしている。

一つは何かを書くことだ。自分はあまり文章を書くことが得意ではない思っている。人から見て上手いか下手かは別として、自分の文章は自分の思考を十分に反映していると思えないのだ。

じゃあ文章を書くことが上手くなるにはどうすればいいか。良くない文章を書かないようにしてはいけない。多少良くなくても書いてみることだ。下手でもボールを蹴ってみるところからだ。音ゲーだって失敗を恐れて難しい譜面をやれなければ、いつまでもフルコンできる譜面の幅は広がらない。

上手くなるにはそれしかない。抑制性の傾向の内在を認知することは、そのためのヒントにもなりうるのだと思うのである。